【コラム 山口利昭】タカタ社のエアバックリコールと内部告発奨励法の活用
【11月28日、さくらフィナンシャルニュース=東京】自動車部品大手のタカタ社がリコール問題で厳しい状況に置かれています。11月20日の朝日新聞ニュースによると、アメリカの上院議員2名が、自動車部品の欠陥に関する内部告発について高額の報奨金を付与するための法案を提出した、とのこと。当局が把握していなかった事実について内部告発を行った者に対して、企業に課された罰金の最大30%にあたる報奨金を付与する、と...
View Article【書評】ROE(自己資本利益率)からリーガルリスクを学ぶ
【11月28日、さくらフィナンシャルニュース=東京】11月25日の日経新聞電子版ニュースで、株主還元率を100%にする、と宣言したアマダ社の株価がいまひとつ向上しない、という記事が掲載されていました。宣言直後こそ株価が50%ほど向上したものの、その後は元に戻り、現在はPBRが1.04倍ということで、いくら株主還元率を向上させたとしても、本業によって儲けるためのストーリーを描けなければ株価向上にはつな...
View Article【黒澤善行の永田町ウォッチ】重要法案も審議未了で廃案、来年の通常国会で再提出へ
【11月28日、さくらフィナンシャルニュース=東京】解散のあおりを受け、重要法案を含む以下の法案などが審議未了のまま廃案となった。成立できなかったこれら法案は、来年の通常国会で再提出して成立をめざすこととなる。通常国会で審議されれば、成立は来年度予算・予算関連法などが成立する来年4月以降になる見通しだ。○女性の職業生活における活躍の推進に関する法律案...
View Articleオリンパス:光前幸一弁護士が笹宏行社長の本人尋問を申請へ
【11月28日、さくらフィナンシャルニュース=東京】11月27日午後1時半から、東京高裁地裁簡裁合同庁舎の606号法廷で、オリンパス(東証一部、証券コード7733)の従業員である浜田正晴氏が、会社や笹宏行社長らを相手取り、損害賠償を請求している事件の口頭弁論が開催された。原告は、誹謗するメールを社内関係者へ送付されたとして、損害賠償を求めるなどしている。今回の口頭弁論で、原告の主任代理人である光前幸...
View Article【黒澤善行の永田町ウォッチ】各党の選挙公約に注目を
【11月28日、さくらフィナンシャルニュース=東京】自民党1強の政治情勢の転換をめざす野党側は、「政権行き詰まりを隠す解散」「アベノミクス失敗隠し解散」「スキャンダル隠しの解散」「国民そっちのけ解散」「追い込まれた解散」などと命名して、安倍内閣批判を強めている。厚みのある中間層の形成をめざして、「今こそ、流れを変える時。」と政策転換を主張する民主党は、景気回復の恩恵が大企業・高所得者を中心に偏ってい...
View Article【速報】ソーシャル・エコロジー・プロジェクトの臨時株主総会、現経営陣の解任と株主提案による取締役選任議案を可決
【11月29日、さくらフィナンシャルニュース=東京】経営権を巡る争いが続いている伊豆シャボテン公園の運営会社、ソーシャル・エコロジー・プロジェクト(東証JASDAQ、証券コード6819)の臨時株主総会が、11月29日午前11時から、東京都港区の六本木ヒルズ内のTMI法律事務所内で行われた。(1)会社側の現代表取締役の小松裕介氏、浅利睦男氏、高木章氏、山田有宏氏を取締役から解任する議案、(2)株主によ...
View Article【コラム 山口利昭】コーポレートガバナンス改革と結び付く今後の内部通報制度
【11月29日、さくらフィナンシャルニュース=東京】11月25日、会社法の改正に伴う会社法施行規則、会社計算規則の改正案(パブコメ案)が公表され、(今後修正の予定がありますが)ほぼ全容が明らかになりました。また、金融庁、東証が事務局となっているコーポレートガバナンス・コード有識者会議により策定される「ガバナンスコードのたたき台」の骨子(http://www.fsa.go.jp/singi/corpo...
View Article【黒澤善行の永田町ウォッチ】安倍総理、アベノミクスの正当性を改めてアピール
【11月29日、さくらフィナンシャルニュース=東京】政府は、衆議院本会議での解散後、臨時閣議を開き、第47回衆院選「12月2日公示・14日投開票」の日程で実施することを正式決定した。...
View Article【コラム 山口利昭】注目に値する第三者委員会格付け委員会のノバルティスファーマ報告書評価
【12月1日、さくらフィナンシャルニュース=東京】私の本年度の講演を聴講いただいた皆様ならおわかりのとおり、私自身は、今年最大の企業不祥事はノバルティスファーマ、武田薬品工業、協和発酵キリン等で発生した一連の医師主導型臨床研究不正疑惑事件だと考えています。公正であるべき医師主導の臨床研究結果の世界的信用が毀損されたことは、まさに日本の貴重な資産を毀損したことになり、その名誉回復には多大な努力が求めら...
View Article証券取引等監視委員会の強制捜査の入った石山Gateway Holdings傘下のGW長岡製作所がエナリスを相手に提起した債務不存在確認請求訴訟本格化
【12月2日、さくらフィナンシャルニュース=東京】石山Gateway...
View Article海江田万里代表に約6億2000万円の損害賠償請求を提起した事件、第11回口頭弁論が東京地裁で開催
【12月2日、さくらフィナンシャルニュース=東京】安愚楽牧場の被害者らが、安愚楽牧場の商法を推奨・宣伝していた当時経済評論家だった海江田万里民主党代表に対し、約6億2000万円の損害賠償請求を提起した事件(平成25年(ワ)3915号)の第11回口頭弁論が、東京高裁地裁簡裁合同庁舎の103号法廷で、12月1日に開催された。東京地裁民事6部の谷口園恵裁判長(第41期)、酒井孝之裁判官(第56期)、岩下弘...
View Article【書評】安倍官邸と新聞 「二極化する報道」の危機 /徳山喜雄著
【12月2日、さくらフィナンシャルニュース=東京】■安倍首相によるメディア戦略で揺れ動く新聞各紙の論調世論誘導のからくりを知るためには、マスコミの中心的な位置に君臨する新聞産業の構造がどのようになっているのかを解明しなければならない。結論を先に言えば、日本の新聞産業の著しい特徴は、新聞社の数が少ないにもかかわらず、一社あたりの発行部数が極端に多いことと、記者クラブ制度を通じた情報源との情交関係がある...
View Article【コラム 高田英樹】日本財政の真実~財政に関する「誤解」(12)
【12月2日、さくらフィナンシャルニュース=東京】■実は日本の財政は危機ではない?本コラムも通算するとこの原稿で15回目となる。これまで、日本の財政や消費税についての基本的な論点をひととおり解説してきた。今回から、日本の財政に関してよく指摘される「疑問」について、より詳しく論じていきたい。これから採り上げる数々の「疑問」は、財政に関する講演をしているときなどに問われることもあるし、一般の様々な論説で...
View Article【株主総会ライブ】ソーシャル・エコロジー・プロジェクト:臨時株主総会は、疑問の嵐。
【12月3日、さくらフィナンシャルニュース=東京】(11月29日、ソーシャルエコロジープロジェクト臨時株主総会が六本木ヒルズ22階のТМI法律事務所にて行われた。総会検査役が選任されていた)H株主 事実と違う判決を下してはいけない。法律が間違っている、警察が間違っている。間違っているものは直してもらいたい。仮議長・斎藤正和氏...
View Article【コラム 黒薮哲哉】数字で見る小選挙区制のカラクリ、前回の衆院選で自民は27%の得票率で294議席を獲得
【12月2日、さくらフィナンシャルニュース=東京】衆院選がスタートした。わたしは衆院選のたびに小選挙区制の理不尽さを痛感する。小選挙区制についての論文は多いが、その中でも際だって説得力があるのは、渡辺治著『安倍政権と日本政治の新段階』(旬報社)の劈頭(へきとう)に掲載された「総選挙の結果が示した日本政治の新たな段階」と題する論考である。この論文は小選挙区制の矛盾をずばり指摘している。とても明快に論じ...
View Article【お知らせ】身内に甘い文科省、今こそ「喜兵隊」再編を!
【12月3日、さくらフィナンシャルニュース=東京】発売中の「ZAITEN」で、編集人・横田の連載「横田由美子の霞が関官僚実名録」が掲載されています。今月は本サイトでもとりあげた、事実婚を一方的に破棄した文科省調整官が、裁判で敗訴したにもかかわらず、何ら失ったものがないことについて言及しています。もし財務省でこのような事件が起きたら、「国外追放」の憂き目に遭い、官僚人生は終わるでしょう。とはいえ、失職...
View Article【速報】証券取引等監視委員会が強制捜査を行った「石山 Gateway Holdings」が不当利得返還を求めて提訴されている事件の第2回口頭弁論が開催
【12月4日、さくらフィナンシャルニュース=東京】証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑義で強制調査を行った、石山Gateway...
View Article【速報】東京女子医大・高桑雄一元医学部長が理事会決議無効などを求めて提訴、東京地裁で第1回口頭弁論が開催
【12月4日、さくらフィナンシャルニュース=東京】今年の8月24日の臨時理事会と臨時評議員会で解任された、高桑雄一前医学部長が、東京女子医科大学を相手取り、理事会決議無効と地位確認を求めて提訴した訴訟の、第1回口頭弁論が、東京地裁簡裁家裁合同庁舎の601号法廷で開催された。事件番号は、平成26年(ワ)26555号事件。東京地裁民事8部の大竹昭彦裁判長(第40期)、多田尚史裁判官(第56期)、日下部祥...
View Article